酸蝕による影響
酸による影響を自分自身で見つけるのは難しいかも知れませんが、歯科専門医なら初期サインを見極めることができます。検診では酸蝕歯だけでなく、ムシ歯や歯周病もチェックもしてくれます。
今は健康な歯であっても、毎日摂取する食べ物や飲み物に含まれる酸によって、常にエナメル質は危険にさらされています。酸による影響として、次の5つが挙げられます:

1.黄ばむ
エナメル質が著しくすり減ると、その下にある黄色味を帯びた象牙質が見えやすくなります。
2.光沢を失う、変色する
エナメル質がすり減った歯は光沢を失い、くすんで見えます。
3.半透明~透明になる
エナメル質損耗がさらに進行すると、目で確認できるほどエナメル質が薄くなります。エナメル質が薄くなることで、歯の先端が透けて見えます。
4.シミる
歯を保護しているエナメル質がすり減ったことで、その下にある象牙質が露出し、知覚過敏の症状を引き起こします。
5.先端が丸みを帯びる
歯の先端は、最も酸蝕が起こりやすい部分です。
このようなリスクへの対策は実は簡単に始めることができます。歯を守り、強化して、酸蝕の進行を阻止することが重要です。詳細は、「酸蝕から歯を守るには」をご覧ください。
エナメル質について